アバロン家

ナポリから海岸線に沿って北へ1時間ほど車を走らせたローマとナポリの中間にあたる場所にヴィッラ・マティルデ社の本社とメインワイナリーがあります。

このあたりはかつて"ファレルノ"と呼ばれた土地で、古代ローマ帝国の時代から"Ager Falernus(アジェル・ファレルヌス=ファレルノの大地)"という名前で知られており、オリーブオイルや野菜、そして高品質ワインの産地として有名な土地でした。

  • 古の時代には、野外劇場がある大きな町や各地に輸出するための非常に栄えた港もあったそうです。

    古代ローマ帝国の歴代皇帝たちはカプリ島やソレント半島に別荘を持ち、ローマから別荘に向かう中継地点としてこのファレルノの土地で美味しいワインを飲み、調達して旅を続けたそうです。そして、いつしか大きな町や港も影を潜め、ファレルノという銘壤地も過去の栄光となっていきました。

    1960年代、弁護士であると同時に古代ワインの熱烈な愛好家であったフランチェスコ・パオロ・アヴァッローネは、ファレルノのワインについて古代ローマの政治家・プリニウスが書いた話や、古代ローマの詩人ウェルギリウス、マルツィアーレ、ホラティウスらが残した詩句に興味をそそられ、前世紀の初めに姿を消した伝説的なワインを復活させることを決意しました。この土地のポテンシャルを信じ、2000年前の高品質ワインを復活させようとブドウ栽培を始め、ヴィッラ・マティルデ社を創業しました。

    セウェルス(濃厚で)・フォルティス(力強く)・アルデンス(燃えるような)古代のファレルノワインの特徴は、かつてこのように表現されていました。この古典文学の中で最も有名なワインは、ロッカモンフィーナ山の斜面の丘陵地帯に広がるヴィッラ・マティルデ社のブドウ畑で、1970年代に再び息を吹き返しました。

  • ヴィッラ・マティルデの新たな挑戦

    現在、ワイナリーは、フランチェスコ・パオロの息子サルヴァトーレ、娘のマリア=イーダに引き継がれ、2000年にテヌータ・ロッカ・デイ・レオーニ(ベネヴェント県サンニオ地区にあるブドウ園)、2004年にテヌーテ・ディ・アルタヴィッラ(アヴェッリーノ県イルピニア地区にあるブドウ園)という2つのブドウ園を立ち上げました。この新しいプロジェクトは、ファレルノの大地から生まれたヴィッラ・マティルデが、古代ローマに「カンパーニア・フェリックス(幸多きカンパーニア)」と呼ばれた豊かな土地、カンパーニアのアイデンティティを物語る新たな章の始まりなのです。

  • 特殊な地形が生み出す奇跡的なミクロクリマ

    ファレルノの土地は西側が海に面しており、周りを3つの山に囲まれています。北西にモンティ・アウルンチ、北東に位置するロッカモンフィーナ、そして南東に位置するモンテ・デル・マッシコです。モンティ・アウルンチとロッカモンフィーナの間、北の方角だけ山並みが途切れており、その隙間は北方のアペニン山脈から吹く涼しい風が通る風のゲートとなっています。
    そして、風のゲートから吹き込む涼しい風と海から吹き込む暖かい風がぶつかり上昇気流ができるためファレルノの上空には雲ができにくくなり、ファレルノは豊富な日照量に恵まれ、雨に悩まされることも少ない土地となっています。乾いた土地ではブドウの木は水分を求めて地下深くまで根を伸ばし、地表には少ないリンやカリウムなどのミネラルを吸収することができます。この土地のミネラルは、北東のロッカモンフィーナ山が大昔の火山活動により生み出した火山性石灰質土壌からもたらされます。

    ファレルノの土壌。
    細かい砂質で白い色調の火山性石灰質土壌。水の少ない土地だからこそ、ブドウの木が深く地中に根を伸ばし、リンやカリウムなどのミネラルを地中深くから吸収して、より凝縮感のあるブドウを実らせる。

  • 古代ローマ時代の遺伝子型(バイオタイプ)を持つ土着品種の発見

    古代の銘譲ワインの復活には多くの調査と研究がありました。ヴィッラ・マティルデ社のファレルノ・デル・マッシコはファレルノ・バイオタイプと呼ばれる特別な遺伝子型(バイオタイプ)のブドウの樹から生み出されます。
    フランチェスコ・パオロは、10年間にも及ぶナポリ大学農学部との共同研究の結果、フィロキセラ(ブドウネアブラムシ)による壊滅的な被害を免れたわずかなファランギーナ、アリアニコ、ピエディロッソの木の中に、古代ローマ時代からこのファレルノの土地のみで育つ特別なバイオタイプを発見し、その後ファレルノ・エリアの中でも特にブドウ栽培に向いた土地を見つけては、ファレルノ・バイオタイプの3品種を植樹し続け、この素晴らしいワインが造れるようになったのです。

  • ヴィッラ・マティルデ社のトップワイン"Caracci(カラッチ)"と"Camarato(カマラート)"

    このカラッチ、カマラートという名前ですが両方とも畑の名前をワイン名にしています。どちらもロッカモンフィーナ山の裾野に位置する畑です。 白ブドウのファランギーナが植えられた畑カラッチは、昔ブドウを運ぶときに使っていた荷車(Carroカッロ)のことを、この地方の古い言葉でCaracciカラッチと呼んでいたのを畑名にしたそうです。

    一方カマラートの畑は、アリアニコと一部ピエディロッソが植えられていますが、畑名の由来はやはりこの地方の昔の方言が元になっています。このCamaratoカマラートの畑は昔からブドウを作るには非常に手間がかかる手入れの難しい畑でしたが、愛情を注いで育てていくと最高級のブドウが取れたそうで、『愛情とともに』という意味のイタリア語Con Amoreコン・アモーレのファレルノの方言Ca' Ammurカ'アンムゥルが変化して、カンムール→カンマラートゥ→カマラートと呼ばれるようになったそうです。

    仕立ては基本的にドッピオ・スペロナートですが、木の状態を見ながら枝を二つ残すか一つにしていわゆるコルドーネ・スペロナート(シングル)にしてしまうかを決める。カマラートの畑の株は古いもので樹齢60年になるものもある。カラッチの畑の様子。
    カマラートの畑よりほんの少しだけ斜面の下にあるのがカラッチの畑。
    カラッチの樹齢は古いもので50年~55年。
    ヘクタール当たりの株数はカラッチもカマラートも5000株ほど

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